■インストラクターとは
インストラクターという役職は、AHAカリキュラム推進の要です。受講生とダイレクトに向かい合い、欠けている部分を発見し、成人教育の手法を使って補い、受講生の手技を高めるお手伝いをします。
■AHAインストラクター資格を維持する最低条件
1年間で2回以上、または2年間で4回以上AHAインストラクターとして活動すること。
2年間で1回以上、ボランティアでコミュニティなどのコースに指導員として参加すること。
ファカルティの元で、再度モニターを受けること。
■AHAインストラクターの責任
AHAインストラクターは、トレーニングセンターに所属することが義務づけられています。当該インストラクターの講習に関する情報は、そのトレーニングセンターが保管しています。ですから、別のトレーニングセンターにて指導を行う場合には、認定カードの両面のコピーをコースロスターに添付する必要があります。あらかじめ準備した上でコースに参加するほうが、便利でしょう。
トレーニングセンターを変更するときには、変更前と変更後のトレーニングセンターに届け出て下さい。なお現在日本にはAHAのECC教育を行う複数のAHA公式トレーニングセンターがあります。各トレーニングセンターのポリシーによっては、他トレーニングセンターの資格をそのまま認めない場合があります。プライマリートレーニングセンターを変更したいときには、受け入れ先トレーニングセンターのポリシーに十分注意してください。
AHAインストラクターは、コースディレクターやトレーニングセンターファカルティの要請を受けてコースで教えることが出来ます。しかし、コースを開催することは出来ません。コースの開催はコースディレクターとECC委員会の話し合いで決定されます。
AHAインストラクターは、コース中禁煙が義務づけられています。日本BLS協会は喫煙癖のある方の入会もお断りしています。インストラクターを希望する人で喫煙癖のある方は、まず禁煙をしてからコースにお申し込み下さい。
AHAインストラクターは、AHA及び所属するトレーニングセンターのECC委員会の方針を遵守して下さい。
AHAインストラクターは、心肺蘇生法の普及活動に於いて、AHAコースで教えることを優先して下さい。ただし、ICLS、消防署のコース、赤十字社のコース、民間団体のコースなど他の心肺蘇生法コースで教えることを妨げるものではありません。
AHAインストラクターは、AHAコース中はAHAの教材を使い、AHAの教育方針から逸脱してはいけません。自作のプリントを配ることを禁止するものではありませんが、慎重に。
AHAの登録商標(ハートマークの中にトロフィーがあるもの)を営業用の名刺やレターヘッドなどの広告媒体に用いてはいけません。また、ホームページに使ってもいけません
AHAインストラクーになっても、BLSプロバイダー技能は維持しなければいけません。
AHAインストラクターのカードの有効期限は2年間です。
2008.1.1
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